ナンパ師を国会議員にしてしまった自民党の喜劇ということ

雉(きじ)も鳴かずば撃たれまい
 このナンパキジはイクキューと鳴いたばかりに民衆に撃ち落とされてしまった。だって、「イクキュー」と鳴く前は誰もこの議員のこと知らなかったのだから。しかし、「イクキュー」と鳴いてくれたお蔭で、安逸をむさぼる同類に沢山いるだろうゲス議員(及び自民党幹部)に、ビシッと目が覚める注射を打ちこんでくれたともいえる。

 私は男の「イクキュー」には全く興味がない。日本には不要の論議だから、この騒動によりイクメンとやらの増殖が止まったのなら、ゲス議員の唯一の効用といえるかもしれない。

 さて、このゲス議員。この男は根っからのナンパ師なんだ。そもそもナンパ師が国会に出没していること自体が不思議だし、世の中狂っているというしかないのだ
 この男は、単なる街のチンピラで、どこかで失敗し、うら寂しく老いていくのに、まだ女の尻を追いかけているという人生を送るのが普通なんだが、それがこともあろうに、国会議員先生に納まっていたとは。

 まさに、「イクキュー」と鳴かなければ、何の仕事もせずに大金をせしめ、議員という名前で女を端からゲットできるという、世の中及び人生がかくもちょろいもんだということを死ぬまで楽しんだに違いないのだ。

 こんなナンパ師を誰が国会議員にしてしまったのか。世界の英雄に色事師は多い。ケネディもこのゲス議員とどっこいどっこいだと聞いている。しかし、ケネディは親父の金とコネがあったとはいえ、自身の才能と行動力という実力が大統領に押し上げたのだろう。
 しかるに、我が国のゲス議員は、政治家を公募するという自民党の面接に合格しただけのことである。つまり、風采と口のうまさ。これで面接に合格したのだ。風采と口のうまさはナンパ師の必須条件だ。つまり、極端に考えれば、ナンパ師なら公募政治家にいとも容易になれるということを意味する

 このゲス議員、なぜ国会議員になりたかったかといえば、金と名誉だ。それがあれば女はいくらでもゲットできる。だから加藤紘一の娘と結婚したりした。

 このゲス議員誕生の責任は本人よりもまず第一に自民党にある。政治家とはどうあるべきか、ということを全く考えず、選挙の見栄えのみで政治家を選んでしまった自民党。
 つまり、政治というもの、政治家というもの、選挙民というもの、ひいては民主主義というものを徹底的にバカにして、ナンパ師でも構わないと選んだ自民党に全責任がある。ゲス自民党と呼ばせてもらおうじゃないか。

(追伸)
 たかが不倫ぐらいで議員辞職するものなのか。そう、このゲス議員の記者会見で、最初からゲス議員は怒ったような、憮然とした表情をずっとしていた。なぜだろう。
 妄想するに、本人は議員辞職する気なんてサラサラなかったはずだ。なぜなら、妻から「恥をかいてきなさい」という言葉は、「許す」と同義語だからだ。だから会見で、ゲス議員が「議員辞職」すると表明したとき一番ビックリしたのは妻であったに違いない。

 なぜ議員辞職か。当然安倍首相か菅官房長官の命令であったに違いない。安倍首相からすれば、こんなゲス議員をかばうことで、自民党の傷はさらに広がる。かばって得るものは何もない。当然切って捨てる案しかありえないのだ。
 それにゲス議員はかなり抵抗したことだろう。そして会見ぎりぎりにしぶしぶ納得した。だから、会見で怒ったような、憮然とした表情になったのだ。
 そして、何度も深呼吸をしていたが、これは単に会見での緊張では全くない。何でこんな程度のことで議員辞職しなくちゃならないのか、やっと手にした金と名誉と女(妻のことではない。将来獲得しお楽しみできるであろう女たちのこと)を捨てなきゃならないのか、自民党はそんなに冷たいのかという思いが頭の中を巡っていて、怒りと迷いと後悔が何度もの深呼吸をさせたものと思われる。

 まあ、世の中、そんなに甘くないということを若いときに知ったのだから良しとしなくちゃいけない。今までが出来過ぎだったのだよ。顔と身長だけで世の中渡ろうとして、途中まで上手くいったかもしれないが、「イクキュー」と余計な事をいったから墜ちた。でも地獄に墜ちたわけじゃないし、塀の向こうに墜ちたわけじゃない。ナンパ師という才能を十二分に発揮できる仕事はいくらでもあるんだから。

 閑話休題。
 奥さんは悲劇のヒロイン然としているようだけど、あんたもナンパ師にやられた口であることを忘れないように。あんたも顔とスタイルだけで議員先生になったということを忘れないように。夫のゲス議員と五十歩百歩だということをね。

 ゲス議員とずっと言われ続ける父を持った子は可哀そうだが、子は親を選べない悲劇というしかない。親の失敗を教訓にして、大きくなってもナンパ師などにならないようにするしかない。

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