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zoom RSS 中国の凄まじい権力闘争の行方は?

<<   作成日時 : 2015/08/28 22:46   >>

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 習近平。喜怒哀楽を全く示さず、いつも能面のような表情の下にどんな思いを隠しているのだろうか。腐敗撲滅キャンペーンは、習近平の権力闘争の強力な武器として使われており、次々と共産党や政府幹部や軍上層部が摘発されている。
中国では全ての上層部(地方も含めて)が汚職で私腹を肥やしているはずだから、当然習近平も叩けばホコリが出るはずだ。
胡錦濤前国家主席の腹心として権勢を誇りながら失脚した令計画前党統一戦線工作部長の実弟、令完成が米国に逃亡したようだが、共産党政権を揺るがす機密を持ち出しているとの説があるが、私が推測するに習近平(及び親族)の汚職関連の情報ではないかと思われる。

 習近平政権は「太子党+団(共産主義青年団)派」の連立政権と言われるが、胡錦濤の団派を失脚させ、軍内部の江沢民派の上層部を根こそぎ失脚を図り、「四川省閥」とか「石油派」の利権集団の腐敗も摘発し、習近平の仕掛ける激しい権力闘争はとどまるところを知らない。
 昨年末までに「現役の中将と少将あわせて39人が停職や免職の処分を受けて審査の対象となっており、また9人の現役将軍が逮捕され、そして35人の佐官級の将校が逮捕された上に軍事法廷に送られた。」(「月刊中国」より)

 世間的には習近平は正義の味方のように見えるだろうが、これまでの中国の指導者と違って、激しすぎるようだ。当然反発も激しいだろう。最近は習近平暗殺計画が公然と話題になっている。読売新聞で上海支局長、中国総局長を歴任した加藤隆則氏が習近平暗殺計画を記事に書こうとして、社内で止められ、それに反発して退社している。その記事は月刊誌文藝春秋に掲載された。

 今回の天津大爆発も「習近平総書記 暗殺未遂事件」だとの説がある。日本に帰化したジャーナリスト鳴霞氏が述べている。
 そもそも天津大爆発は単なる化学薬品の爆発ではない。宮崎正弘氏は
「天津大爆発は一回目がTNT火薬に換算して1トン、二回目が21トンと推定された。21トンTNT火薬に相当する爆発力とはスカッドミサイル100本だから、およそ100本が一定箇所に集中して撃ち込まれたと想定していいだろう。まるで戦争、ビルが木っ端微塵と吹き飛び、爆発現場には大穴があいた。」と述べる。
そして「産経新聞(8月27日)に寄稿した石平氏の論文によれば、中国国務院は天津の事故究明特別チームを送り込んだが、なんとこの現場検証責任の楊棟梁(元天津副市長)を「重大な規律違反」というイチャモンをつけて中央規律委員会が身柄を拘束し連行したという。習近平主流派にとっては、国務院特別チームに捜査され、原因が究明されることを懼れての措置である。」と述べる。つまり、単なる爆発事故ではなく、大いに裏があるということだ。つまり、「習近平総書記 暗殺未遂事件」。 

鳴霞氏の講演の解説から。
「鳴霞氏によれば、今回の天津大爆発は、習近平総書記の暗殺を企てた反・習近平派の一味が、計画が事前に漏れて失敗したために、証拠隠滅をはかって暗殺予定場所であった天津の港ごと爆破させたものだという

中国共産党では毎年7月末から8月にかけて、党の最高幹部たちが避暑と休養を兼ね、次々と北京郊外の「北戴河」へ家族で移動するのが通例となっている。そしてこの期間に、党総書記をはじめとする中国共産党の最高幹部(7名の政治局員)と長老たちが一堂に会し、「北戴河会議」と呼ばれる非公式会議を開き、指導部人事や重要議案の内容をほぼこの会議で固めるのである。
今年の北戴河会議は8月3日から16日までの予定で開催され、最終日の16日には会議を終えた最高幹部たちは、列車で北戴河から天津へ移動し、天津にて会議の内容を内外に発表する予定になっていた。今回の爆発現場のすぐ近くを、北戴河から天津に向かう列車が走る予定であった。
鳴霞氏によれば、16日に習近平国家主席が乗った列車がこの地点を通過したところを狙って、「列車ごと爆破し、習近平総書記を暗殺する」という仰天計画が密かに企てられていたという。
ところが、直前になってこの暗殺計画が事前に漏れ、習近平総書記および幹部らが天津への移動を中止したために、情報が漏れたことを察知した犯人グループが証拠隠滅を図って、列車を爆破するために準備しておいた爆薬をすべて爆破したというのが、今回の天津大爆発の真相だという。

天津大爆発の死者は、100世帯以上が入居する高層マンションが何棟も全滅していることから、数千名規模の大災害であることは間違いない。インターネットには、まるで広島・長崎の原爆投下を思わせるような、悲惨な大量の遺体写真が、当局の報道規制をかいくぐってアップされている。これらを見れば、当局が発表している百数十名という死者数を信じる者は誰もいない。しかし、この暗殺計画をひた隠しにしたい中国当局は、今回の事件の全貌を明らかにすることは永遠にないだろう。

爆発の規模がこれほど大きくなった原因は、いくつかあげられる。
1.列車を爆破するために準備された爆薬のほかに、現場近くのコンテナには人民解放軍の輸出用武器やミサイルが大量に保管されていたこと
2.天津は、パキスタン等、海外への武器輸出の玄関口となっており、港に保管されていたコンテナの8割は、こうした武器・弾薬・戦車類。化学薬品は残りの2割程度であった。
3.化学薬品の存在を知らなかった地元消防団が、化学薬品のコンテナに放水したため、さらなる大爆発を誘発した。

李克強首相は、こうした国内の災害や大事故が発生すると、翌日には現地入りするのが通例であるが、今回は現場に拡散された猛毒のシアン化ナトリウムの危険性を察知したため、なかなか現地に入らなかった。中国の報道では、現地入りする李克強首相の写真が掲載されているが、鳴霞氏によれば、これは現地からは遠く離れた安全な場所で撮影されたものである。
中国では「天津」以後も、連日のように大きな爆発事件が相次いでいるとの報道があるが、9月3日の抗日記念軍事パレードを控えた中国政府が厳しい報道規制を敷いているために、いま中国でいったい何が起こっているのか、外からはまったく窺い知ることができない。」
単なる説にとどまらない信憑性が覗(うかが)える。

更に鳴霞氏の話に出てくる「北戴河会議」について、中国問題専門家福島香織氏が重大なことを述べている。(「北戴河で何が話し合われたのか。江沢民排除、習近平の「下剋上」は成ったか?」日経ビジネスオンラインより)
「…北戴河会議とは、中国共産党の現役指導部と引退した長老たちが8月に、バカンスをかねて河北省の避暑地・北戴河に集まり開く非公式の密室会議のことである。中国では秋の中央委員会全体会議で主要政策および主要人事が裁決されるが、その正式の党中央員会全会を前にした、根回しを行う。…中国政治において本当に重要な決定や方針、人事が決められるのはこの北戴河会議である。

ところで、今年の北戴河会議は例年とは違う、ありえないことが多かった。
まず、長老の代表格で元国家主席の江沢民が出席した様子がない。元国家副主席で太子党の筆頭の曾慶紅も出席していないようだ。北戴河会議は現役指導部と長老(引退指導部)が意見をすり合わせる会議である。そこにこの二人がいないということは何を意味するのか。


…国営新華社通信傘下の雑誌論評記事が、「中国政治は透明化に向かっている。もう『神秘的な』北戴河はいらない」「7月20日、30日と二回も政治局会議を連続して開いているのに、なぜまた北戴河会議を開く必要があるのか」と論じている。北戴河会議は毛沢東時代の産物で文革時代に中断してケ小平がこの慣例を復活させたあとは、2003年の胡錦濤政権時代にSARS蔓延の非常事態を理由に指導部が「夏休みを返上」して中止した一回以外、中止されたことはない。
 さらに国内外の人々が驚いたのは8月10日付人民日報が掲載した「人走茶涼をどう見るか弁証する」(人が去れば茶は冷める)と題した顧伯冲という作家の論評だ。これは、明らかに江沢民院政を批判したものだと国内外で話題になった。「客が去れば茶は冷める」とは本来は、現役を引退するととたんに人の態度が冷淡になるという人情の移ろいやすさを示すことわざだが、政治的用語として、党中央指導者が引退したあと、影響力を失うことを暗喩している。論評は、長老政治を批判している。間違いなく江沢民批判である。
 
新華社系雑誌と人民日報の論評がともに発信しているメッセージは、習近平政権は長老・江沢民に、政治に口をはさむことはもう許さない、ということだ。そして、それを人目につくメディアで公表したことで、習近平はいよいよ江沢民を失脚させるのだと、あるいはすでに失脚しているのかもしれない、と人々の憶測を呼んだ。そして、それを裏付けるように北戴河会議は開かれたが、そこに江沢民は出席しなかった。

 こうした目に見える現象から、今年の北戴河会議では、江沢民派(上海閥)が関与することなく習近平中心に話し合いが運ばれたのではないかと推測されている。今年の北戴河会議で話し合わねばならないのは、第13次五か年計画という2016年からの経済政策の骨子、軍制改革、今年秋から来年にかけての反腐敗キャンペーン計画、そして第19回党大会に向けた人事案の四テーマである。

 …反腐敗計画については、まず、周永康、令計画、徐才厚、郭伯雄の党と政治と軍内に残る影響力を完全に排除することで出席者の合意が得られたという。それをもって軍、政、党の純潔性とおよび党中央の絶対的指導権を確立する。習近平は、徐才厚と郭伯雄の残党が騒乱を企てることを警戒するよう訴えたともいう。また関連省庁部局の主要人事について、習近平がそのリストを示し、それを元に議論が進められたという。

 要するに、政敵派閥の官僚の排除をこれまでは汚職摘発という方法だけでやってきたが、汚職だけでなく能力査定や健康査定による昇格降格という方法も使うということである。特に、明確にしたのが、中央の高官と地方官僚の入れ替え人事を頻繁に行うという点で、例えば中央に残る周永康・令計画・徐才厚・郭伯雄の息のかかった官僚らに対し、無能ということで左遷していくということだ。

 そして習近平はすでに左遷したい人間と出世させたい人間のリストを用意しており、北戴河ではその人事リストが提示された。これはもちろん第19回党大会、あるいは次の第20回党大会に向けた習近平の望む指導部人事の下地となるものである。

 …また、これはあくまで推測でしかないが、江沢民の処分に関しても何らかの合意に至った可能性がある。というのも、北戴河会議終了後、ネットではまるで“解禁”とばかりに、江沢民のネガティブ情報がどっと流れだしたのだ。例えば、党中央校南門の江沢民揮毫の石碑が撤去された、とか、あるいは江沢民が公安当局者らしきいかめしい男たちに両腕を抱えられるように連行されている合成写真とともに「ガマガエルが逮捕された」といったコメントが流れたのだ。

こうした漏れ伝え聞く情報を整理してくると、今年の北戴河会議は実に異常な会議であった。習近平が完全に仕切り、自分の思う通りにふるまい、言いたいことを言っただけの印象を受ける。胡錦濤や李克強ら団派は左遷リストや時代錯誤の自己批判座談会に何か物申したのだろうか。この異常事態は習近平が権力を掌握した証だという人もいる。
(後略)」

 福島氏の情報からすると、今回の北戴河会議は、江沢民を排除し、習近平の権力基盤を完成させたエポックメイキングなものではないか。だからこそ、対抗勢力は、その会議の後習近平及び決定事項を諸共に爆破・霧消させたかったのではないか。習近平総書記暗殺計画もむべなるかなというものだ。
 
 今中国は経済も秩序も道義も何もかもガタガタなのに、こんな権力闘争をやっている場合なのだろうか。まあ、毛沢東の大躍進や文化大革命の混乱に比べれば、全く小さなことというんだろうな。

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